金沢市議会議員 黒口 啓一郎

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黒口啓一郎・活動レポート

【金沢市議会】一般質問⑤ 広域消防連携|金沢市議会議員・黒口啓一郎

通信指令の共同運用拡大について目的と必要性について

(黒口)
今後の人口推移について、その人口は減少が予想され、現役世代の減少などに伴い、税収減となっていることが予想されています。 一方では、高齢化社会における団塊世代の方々が75歳以上となり、2025年問題と言われる超高齢化社会へと進んでいきます。 この中で、当初予算における石川中央都市圏に係る事業についてお尋ねします。 消防の広域連携です。 消防局の通信指令は、本市とかほく市、津幡町、内灘町の2市2町での共同運用となっていますが、当初予算案では、白山野々市広域消防と連携することを視野に、4市3町での共同運用拡大に向けた通信環境調査が盛り込まれました。 この共同運用が具現化した場合、人口規模で言えば、55万人台から72万人台へと政令指定都市並みの規模となり、面積でもかなり広域になってきます。 消防行政において、通信指令を広域化することは本市においてはその目的と必要性はどういったところにあるのでしょうか、お尋ねいたします。

■答弁:市長

通信指令の広域化につきましては、消防局では、石川中央都市圏を構成する5消防本部の間で、これまでも救急車の相互乗り入れを実施するなど、効率的な消防行政サービスの向上を図ってまいりました。 加えて、圏域の指令管制業務については既に、かほく市、津幡町、内灘町と共同運用しております。これに白山野々市広域消防本部が加わり、圏域内で一元化することにより、消防車両を迅速かつ有効に運用するなど、限られた機材、人材を最大限に活用することが可能となり、さらなる住民の安心・安全の向上につながるものと捉えております。

 

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2024年04月08日 19:44

【金沢市議会】一般質問⑥ 行政DXの進展と事例|金沢市議会議員・黒口啓一郎

本市におけるDXの進展とその事例は

(黒口)
DXを推し進めていくために、本市では、金沢市DXアクションプランを策定し、デジタル行政推進リーダーをはじめとするデジタル人材の育成が展開されてきました。 今年度において、その成果はどのように現れているのでしょうか。 特に迅速な対応が求められたのではないかと思われる能登半島地震における対応で、DXが功を奏した事例がありましたら、具体的にお聞かせください。

■答弁:市長

行政のDXにつきまして、これまでに60人のデジタル行政推進リーダーを育成してまいりました。 今年度は実際の業務において改善事例が出てきております。 例えば、環境局では、廃棄物処理施設への立入検査結果などをその場でタブレットに入力できるアプリを開発し、業務時間や紙文書の削減に貢献をしております。 また、能登半島地震における対応についてでありますが、1月6日から救援物資の受入れを開始しましたが、これに当たりましては、3時間程度、たった3時間程度で受付状況管理アプリを作成いたしました。 また、輪島市からの避難者の受入れ開始後には、避難者台帳管理や健康管理のアプリを作成し、現在も運用しているところであります。 こうした取組につきましては、先般開催いたしましたDX会議におきまして発表したところ、学識者をはじめとした委員の方から、事務の内製化という自分たちでそのアプリをつくることができるということについて非常に高く評価され、効果が非常に早く発揮されているというように評価をいただいているところでございます。

 

デジタル人材育成の取り組み・データ分析ができる人材の育成について

(黒口)
令和6年度の当初予算では、データの活用や分析を施策に生かす事業が観光政策、交通政策のほか、学校教育の分野でも取り入れられています。 こうした事業では、当初予算のデジタル人材育成事業費の狙いとして示されている、業務の効率化と市民サービスの向上を図るため、デジタル技術を有効に活用して業務を効率化できる職員を育成することが重要になってくるものと思います。 DXについての全庁的な理解度を高めるため、データ利活用ができることは今後の業務の質を高めるために重要性を持っているものと考えます。 データを生かすことは利活用の中でさらに踏み込んだ分析ができることで、政策を打ち出す根拠や施策の内容の精度が高まることが期待されるところです。 民間ではデータサイエンティストという職業が注目され、デジタル人材の育成におけるキーワードの一つとなっていますが、本市におけるデータ分析力を高めていき、観光など、注力する政策でデータ分析を生かした政策の発展を図ることについてどのようにお考えでしょうか。 市長の所見をお伺いします。

■答弁:市長

行政経営プランにおきまして、行政データの活用と伝わる情報発信を基本方針の中に掲げて、データ利活用による施策を推進しております。 施策の推進に当たっては、職員が収集データの種類や分析方法、活用方法などについての有用な知識を修得できていることが重要と考えております。 明年度実施するデータ利活用に関する職員研修において、その内容を有意義なものにしていきたいと考えています。

 

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2024年04月08日 19:44

【金沢市議会】一般質問⑦ 人口減少対策|金沢市議会議員・黒口啓一郎

本市における社会減はどう捉えているか・人口データから把握できたことは・社会減の影響と今後の課題は

(黒口)
最後に、人口減少対策に関して、2点、お聞きいたします。 1つ目は、定住移住の促進です。 定住移住促進費の事業では、これまでの住宅取得支援制度を改め、新たな制度を開始する方針が示されています。 その狙いとして、まちなかや居住誘導区域等における子育て世帯や移住者の定住の促進と区域外への人口流出防止を図ると打ち出されています。 この人口流出防止を図るという表現、つまり、人口の社会減対策が本市の施策に表れてきたのは、過去5年の当初予算資料を遡って調べても今回が初めてではないでしょうか。 そこで、人口減少時代における本市での社会減をどう捉えているのか、この点、少子化対策にも関わってくるものと見ておりますが、人口データなどから社会減について把握された点をお聞かせください。 また、この観点から、近年の人口流出や世代構成に与えている影響とそこから見える課題を踏まえ、この新たな住宅取得支援制度とともに、今後取り組むべき政策について市長の所見をお伺いいたします。

■答弁:市長

人口の社会減の関係です。 社会動態について、特に20代から30代の子育て世代の流出については、これは直接生産年齢人口の減少にもつながると考えております。 これは市の活力の低下を招くことが懸念されております。 そして、生産年齢人口の減少とともに、これは将来の自然減にも直接影響してくるということにも捉えておりまして、この20代から30代の子育て世代をいかに増加させるかということ、これまで以上に若い世代や子育て世代に対する支援策の充実を行って、魅力あふれるまちづくりに取り組む必要があると考えております。 このため、具体的な施策として、新たな住宅取得支援制度の創設を行いましたが、それのみならず、地域、各種団体、企業等との連携・協力による子育て環境の充実や教育・福祉の連携による総合支援体制の強化をはじめ、誰もが文化芸術に親しむことができる環境の充実、学びの文化の形成と情操教育の推進など、これは子どもたちが成長した後も金沢で住み続けたいと思うような金沢独自の政策になります。 そうした政策を積極果敢に推進していきたいと考えております。

 

■答弁:都市整備局長

人口データなどから把握できた点についてのお尋ねがございました。 市内から県内市町への転出者を見てみますと、世代別の内訳では、20代から30代の世代が過半を占めており、若者世代、子育て世帯に配慮した定住支援が重要であると認識しております。 一方で、近隣市町への転出者に着目いたしますと、約7割が本市の居住誘導区域からの転出となっておりまして、これまで以上に居住誘導区域からの流出防止に取り組む必要があるというふうに考えております。

 

関係人口について

(黒口)
2つ目に、関係人口についてお尋ねします。 新たな都市像の策定に取り組まれる中で、市長は、移住・定住の促進とともに、関係人口の創出を掲げられており、当初予算にその施策が盛り込まれました。 総務省の言う関係人口とは、移住した定住人口でもなく、観光に来た交流人口でもない、地域と多様に関わる人々を指すとしています。 人口減少・高齢化で地域づくりの担い手不足が生じている地域にとっては、その地域外の人材を呼び込んで、地域づくりの担い手となることを期待されているようです。 当初予算案では、金石・大野・森本地区での地域おこし協力隊事業のほか、民間の視点や活力を生かし、関係人口の創出につながるモデル事業を計画されていますが、これはどのような人材の呼び込みを目指すのでしょうか。 関係人口の創出をどれくらいの規模で、どんな人材を呼び込むことが金沢のどんな活力につながっていくのか、市長のビジョンをお尋ねし、私からの一般質問を終わります。

■答弁:市長

関係人口について、関係人口創出民間提案モデル事業につきましては、民間の持つ視点やネットワークを生かして、県外の在住者と本市の地域や住民とが交流を深める機会などを企画し、実践することとしております。 金沢のコミュニティーやまちづくりに継続的に関わっていく人材を呼び込みたいと考えております。 様々な形で本市と関わり続ける、とりわけ若い世代の方々、1人でも多く生み出していくということ、これが新たな交流と価値を創造していくとともに、将来的な移住者としても期待できると考えております。 そうした関係人口を地域の力につなげていきたいと考えております。

 

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2024年04月08日 19:44

【金沢市議会緊急議会】予算質疑① 能登半島地震関連の補正予算案|金沢市議会議員・黒口啓一郎

被災者生活再建支援金について

(黒口)
被災者生活再建支援金についてお伺いします。 被災者生活再建支援法に基づく国の支援では、対象外となる半壊の家屋に対し、市独自に復旧のための支援金を支給するとのことですが、支援対象となる半壊の家屋が何世帯ほどになるのでしょうか。 また、この新たな支援を補正予算案に盛り込むに至った判断についてお聞きいたします。 費用については1,000万円を計上されていますが、何世帯へ支援金を支給することを想定しているのか、また、その数は半壊家屋の世帯数の全体をカバーできるのか、お伺いいたします。 新たな支援ですので、支援金の速やかな支給に向け、申請から支給までの手順や今後この制度をどう周知していく考えなのかも併せてお聞きします。

■答弁:総務局長

被災者生活再建支援法に基づく国の支援について、半壊の家屋は何世帯あるのかというお尋ねでございました。 1月23日--昨日時点で建物被害認定調査を終えた1,254件のうち、半壊世帯は131世帯でございました。

 

■答弁:市長

本市の被災者生活再建支援金は、国制度の対象にならない半壊の家屋の復旧に対し、支援するものであります。 今回の能登半島地震では、本市においても多くの罹災証明書の発行申請があり、相当数の建物に被害が及んでいることから、昨年5月に発生した珠洲地方を震源とする地震を契機に石川県が創設した大規模災害発生時の被災者生活再建支援制度を活用して支援を行うこととしたものでございます。

 

■答弁:福祉健康局長

被災者生活再建支援金につきまして、補正予算で1,000万円を計上していることについてお尋ねがございました。 現在、鋭意罹災証明書の発行のための家屋調査を進めているところでございますが、予算編成の時点では半壊家屋の総数を把握することは難しく、制度創設のためにまずは1,000万円を計上したものでございます。 今後の調査の状況や支援金の交付の時期を見据えながら、3月補正予算であったり、当初予算での追加計上を含め、適切に対応してまいります。 支援金の申請から支給までの手順と周知方法についてでございますが、市独自の被災者生活再建支援金の申請は、郵送のほか電子サービスでも受付ができるよう、準備を進めております。 申請受付後は速やかに支給したいと考えております。 今後、SNSや本市のホームページ等で周知を図りますとともに、国の支援制度やその他の貸付金、制度融資など、相談や申請等に対応する総合的な窓口を早急に開設してまいります。

 

被災住宅応急修理費について

(黒口)
被災住宅応急修理費についてです。 本市にも適用された災害救助法に基づく制度で、調べてみますと、1世帯の限度額は54万7,000円となっていました。 3,000万円の予算計上は、市内の希望する対象世帯を全てカバーされているのか、予算の積算についてお聞きいたします。

■答弁:都市整備局長

被災住宅応急修理費の積算についてでございますが、この予算は、5万円を限度にブルーシートの設置などを支援する緊急修理と、被災状況に応じ、33万円から約70万円の範囲で日常生活に必要な最低限度の修理を支援する応急修理の2種類の支援に係る費用を計上したものでございます。 被災状況が把握できない中で、過去の地震被害を参考に、年度内に執行できる件数を概算で積算したものでございます。

 

民有がけ地災害対策費について

(黒口)
民有がけ地災害対策費についてお聞きいたします。 金沢の北部や東部の傾斜地にある住宅地周辺で土砂崩れやそのおそれがある亀裂、擁壁の崩れなどを現地で見てまいりました。 こうした災害について、問合せや相談がどれくらいあったのでしょうか。 それに対し、補助要件の緩和、補助率のかさ上げと限度額を拡充する考えに至った判断について、その考えをお聞かせください。 費用計上は1,000万円となっていますが、何件ほどの申請を見込んでいるのか、併せてお伺いいたします。

■答弁:市長

民有がけ地災害対策費につきまして、今般の地震では、市内の民有崖地で多くの崩落やひび割れが発生し、その中には現行制度の採択要件である3メートルの高さを下回る崖地も多く見られました。 このため、民有崖地の復旧工事を促進したいとの思いから、補助制度の採択要件を3メートルから2メートルに緩和し、あわせて、補助率や限度額を引き上げた次第であります。 これにより、今後の被害の拡大防止につながることを期待したものであります。

 

■答弁:土木局長

今回の地震に伴います民有崖地に関する現地の確認依頼や相談件数は、1月23日--昨日時点で182件であります。 また、今回計上いたしました1,000万円は、今年度内に工事等が完了し、補助金を支出する件数を見込んだものでございまして、おおむね10件程度を想定しております。

 

緊急経営安定特別資金(能登半島地震支援分)の創設について

(黒口)
地震によって影響を受けた市内の中小企業に資金借入れに係る信用保証料を助成する緊急経営安定特別資金の能登半島地震支援分創設の予算案でお尋ねします。 この地震による影響とは、どのような影響があったと捉えているでしょうか。 また、何社ほどの利用を想定しているでしょうか。地震による影響という点では、影響が今も続いている企業があると思われますが、これは第1次という構えでしょうか、お尋ねします。

■答弁:市長

今般の能登半島地震の影響を受けて、売上高の減少など経営の安定に支障が生じている中小企業者の資金繰りの円滑化を図るため、国のセーフティネット保証4号指定を受け、緊急支援として創設するものでございます。 現時点で本制度融資の利用件数の予測は難しいものの、本市への観光客の減少や消費活動の自粛などによって観光事業者や飲食店で売上げが落ちているなど、本市産業への影響も出ていると認識しております。 今後、国の被災地支援パッケージや県の支援策の詳細が示されることから、まずはその動向を注視してまいります。

 

避難所開設費について

(黒口)
元日の地震では、金沢市内は最大震度5強の揺れとなり、市内全ての校下・地区で拠点避難所と指定避難所が開設されました。 今回、避難所開設費として8,900万円の開設・運営に係る経費が計上されましたが、この予算はその拠点避難所及び指定避難所の開設に係る費用と解釈してよろしいでしょうか。 また、開設・運営に係る経費は具体的に何を指すのでしょうか、答弁をお願いいたします。 また、内訳について、補正予算案には、内容としてアルファ米などの備蓄品補充とあります。 本市の防災備蓄倉庫から市内の各避難所へ支援物資としてアルファ米をはじめとする備蓄品のうち、何が量としてはどの程度届けられ、結果としてその物資はどれくらい使用されたのでしょうか。 それに伴い補充される備蓄品の品目や追加購入するテントの備蓄場所、数量など、御説明をお願いいたします。

■答弁:危機管理監

避難所開設費についてお尋ねがございました。 今回お諮りしております避難所開設費には、地震に伴います本市の各避難所の開設に係る灯油など消耗品等の補充に要する経費のほか、能登被災地からの避難者を受け入れるための広域避難所の開設に係る間仕切りなどの経費を計上いたしております。 また、能登被災地への支援としまして、アルファ米1万食、毛布1,000枚を提供し、あわせて、石川県が設置した避難所の開設用として、簡易間仕切り160基、毛布1,000枚を提供しており、その補充分も計上いたしております。 加えて、今後の備えとしまして、大桑防災備蓄倉庫に保管いたします簡易テント100基などを追加備蓄することとしたものでございます。

 

能登半島地震地域活動費補助について

(黒口)
避難所運営に関しては、新たに能登半島地震地域活動費補助という助成金が盛り込まれました。 町会などが実施した避難所運営等の支援に要した経費を助成するとありますが、これは具体的に何を指すのでしょうか。 拠点避難所や指定避難所の運営で生じた町会もしくは町会連合会の出費はこの運営の経費に含まれるのかなど、助成の対象について具体的にお聞かせください。 また、この申請に当たり、必要な手続はどのようなものとなるのでしょうか。 新たに設けられた補助ですので、事前に説明が対象となる町会などにどう周知されていかれるのか、お聞きいたします。

■答弁:市長

今回お諮りしている能登半島地震地域活動費補助は、町会など地域の皆様や各種団体が実施した避難所運営に係る支援活動に対して助成するものであります。 避難された方々に対して提供された物品、食料品のほか、避難所の暖房に要した燃料費、その他炊き出しに必要となる資機材の借り上げ等に係る経費を助成するものであります。 補助金の詳細、申請につきましては、準備が整い次第、御案内させていただきたいと存じます。

 

税等の負担軽減について

(黒口)
被災者の支援についてお聞きします。 市民税、固定資産税などの減免並びに介護保険料、健康保険料などの負担軽減も併せて打ち出されています。 その減免・軽減については、損害の程度に応じてとのことですが、損害の程度とはどのように区分されているのでしょうか。 また、市民税、固定資産税などは、納付期限の延長期間、納税猶予についてどのように設定されるのかもお伺いいたします。

■答弁:総務局長

税等の負担軽減に関しまして、損害の程度に応じて減免とされているがどのように区分されるのかというお尋ねでございました。 建物の被害認定につきましては、内閣府の定める災害の被害認定基準等に従って判定を行っており、建物の主要な構成要素の経済的被害が建物全体に占める損害割合について、50%以上の場合は全壊、40%以上50%未満は大規模半壊、30%以上40%未満は中規模半壊、20%以上30%未満は半壊、10%以上20%未満は準半壊、10%未満は一部損壊とされております。 市民税、固定資産税の納付期限の延長につきましては、条例により災害のやんだ日から2か月以内の日を市長が指定することとされておりますが、同様に延長している国税・県税につきまして、いずれも具体の期限が指定されていないことから、今後指定され次第、速やかに市税の期限についても決定してまいりたいと考えております。 納税の猶予につきましては、法律により1年以内の期間を定めて猶予することができることとされており、納税者から個別に事情をお聞きした上で丁寧に対応してまいります。

 

能登被災地救援物資支援費について

(黒口)
救援物資の支援にあっては、1回目となる1月6日から14日までの間、泉本町の倉庫での受入れが行われ、市民、企業、団体、自治体から多くの救援物資が寄せられました。 1月9日から順次搬送も行われていると聞いております。 この第1期の実績から、物資の受入れ、搬送についての課題というものはあったのでしょうか。 第2期以降の救援物資支援の取組では、第1期の経験を踏まえ、違ってくる点がありましたらお尋ねいたします。

■答弁:市長

救援物資につきまして、1月6日土曜日から14日日曜日にかけて実施した第1期受付では、土日を中心に市民や企業、団体等から多くの物資の提供があり、学生、民間団体等の御協力も得て、滞りなく物資を受け入れることができました。 被災地への搬送方法と搬送ルートが課題でございました。 こちらにつきましては、災害時における物資受入れ等の協定締結事業者との連携によりまして、事業者の車両・人員等を活用し、搬送ルートが開拓できた被災地から順次搬送を開始いたしました。 これまでのところ、七尾市や羽咋市、輪島市などの避難所や拠点施設等へ順次搬送したほか、市内で開設している6か所の避難所へも搬送し、活用していただいているところであります。 今月26日金曜日から29日月曜日に実施いたします第2期の受付におきましては、被災自治体のニーズに応えるため、新たに下着類や保存食を加えるなど、受付品目を変えて実施することとしております。 被災地が必要とする物資を把握し、的確に搬送することが大切と考えております。 今後2月及び3月に予定している受付におきましても、こちら息の長い支援が必要だというように思っております。 被災自治体の要望、その都度変わってくると思いますので、要望をお聞きするほか、搬送時に物資の在庫状況を確認するなど、ニーズの把握に努めて、被災地に寄り添った救援物資の支援に取り組んでまいります。

 

能登被災者受入支援費について

(黒口)
元日の地震で大きな被害を受け、やむなく金沢市へ避難されてこられた方々を、額谷ふれあい体育館をはじめ、市内6か所の市有施設で受け入れられ、体のケア、心のケアなど様々な支援が提供されています。 この受入れ支援にあっては、本市として過去に経験のない支援であり、どのような支えにどれだけの費用が必要となっているのかを、今後のためにも具体的にお聞きしたいと思います。 また、市内に避難した被災者を支えていくために、ボランティアや支援団体との連携を含め、今後どういう組織体制で臨んでいかれるのでしょうか、現在の見通しをお尋ねします。 ボランティアや支援団体の連携にあっては、被災者への支援がスムーズに提供できるよう、迅速な対応も求められると思われますが、所見をお伺いします。

■答弁:市長

被災者の受入れでございます。 額谷ふれあい体育館に能登被災者受入本部を設置いたしました。 県の要請を受けて、輪島市南志見地区からの広域避難者300名余を受け入れたものであります。 御指摘いただきましたとおり、本市におきましても、これまで経験したことのない業務であります。 補助スタッフをはじめとして、民間事業者の協力も得ながら避難所運営に当たっているところでございます。 避難所として利用している施設は、浴室はあるものの、キゴ山ふれあい研修センターを除いては宿泊機能を有していない施設でありますことから、避難者がなるべくストレスを感じずに滞在するためのプライバシーに配慮した間仕切りの設置、また、食事や寝具、その他生活必需品の提供などの経費を含めて、今補正予算に運営に係る経費をお諮りしております。 額谷ふれあい体育館には、本市職員を常駐させております。24時間体制で被災者の生活支援を行っておりますほか、本市の保健師等の配置に加え、JMAT--日本医師会災害医療チームや自治医科大学の支援を受けて、医師、看護師による医療や健康の相談など、総合的な支援を行っているところであります。 また、金沢市社会福祉協議会と連携し、避難所運営に当たるボランティアを募集し、施設内の環境整備や面会者の案内等の業務を担っていただいておりますほか、地元住民や市民団体からは、運動や炊き出しなどの支援を受けているところでございます。 今後とも被災者のニーズを把握しながら、被災者に寄り添った避難所運営に資してまいりたいと考えております。

 

賃貸型応急住宅供与費、被災者市営住宅供与費について

(黒口)
被災者のためのみなし仮設住宅の確保では、本市でも民間の物件への入居、もしくは市営住宅での受入れの動きが進んでいると受け止めております。 なるべく早期に入居いただくことが重要ですし、住まいとして健康で文化的な居住環境を確保することも大切です。 こうした観点から、市営住宅では入居前に空き室の修繕をすることも必須と考えるものです。 その被災者市営住宅供与費、また、賃貸型応急住宅供与費、こうした両方の予算については、どんな費用に充てることとなるのでしょうか、内訳をお尋ねします。 また、市営住宅においては、今般用意された空き室50戸程度はどのようにしてピックアップされたものでしょうか、併せてお聞かせください。

■答弁:都市整備局長

被災者市営住宅供与費と賃貸型応急住宅供与費の内訳についてのお尋ねがございました。 被災者市営住宅供与費につきましては、罹災証明書が発行される被災者に市営住宅の空き住戸を提供するために必要となります修繕や清掃に係る費用でございます。 賃貸型応急住宅供与費は、全壊の罹災証明書が発行される被災者等が民間賃貸住宅を仮設住宅として使用する場合に必要となります家賃や礼金などの諸経費を市が負担するための費用でございます。 次に、今回用意いたしました市営住宅の空き室の選定方法についてでございますが、市営住宅の全住戸を対象に、清掃等により提供が可能となるような比較的良好な空き住戸を選定したところでございます。

 

能登被災地児童生徒支援費について

(黒口)
能登地域から金沢市内に転入することとなった児童・生徒の皆さんには、少しでも早く学校になじんでもらえるような支援が必要と感じております。 学習環境の確保へ保護者の方々も準備や経済的な負担の面で心配も多いものと思われ、少しでも早くこうした支援が届いてほしいものです。 そのために、被災された方々の家庭、保護者への周知についてはどのように進められていくのでしょうか、お伺いいたします。

■答弁:教育次長

能登被災地児童生徒支援費の保護者への周知につきましてお尋ねがございました。 能登半島地震に伴う児童・生徒の受入れ等に関する国の通知に基づき、弾力的かつ柔軟な対応を取ることとしておりまして、今補正予算案に能登被災地児童生徒支援費を計上したものでございます。 他市町から本市の小中学校へ学籍を移した児童・生徒の保護者に対して速やかに支援内容等を御案内するとともに、今後、希望する児童・生徒の保護者には、教育委員会に相談があった際や実際の手続で来庁された際など、様々な機会を通して案内してまいります。 加えて、ホームページへの掲載や学校からの情報発信等によりまして、その周知に万全を期してまいります。

 

能登被災地職員派遣費について

(黒口)
一方、連日の報道で震災の被害状況が少しずつ明らかになってきております。 この中で、被災した自治体の職員の方々を支える自治体職員にしかできない支援も重要です。 また、どのような形であっても、被災した能登の自治体への息の長い支援は必要ではないかと受け止めております。 そこで、本市の職員の派遣については、これまで何人が派遣されたか、また、今後の応援派遣については現時点でどのように見通されているか、お聞きいたします。

■答弁:市長

本市職員の派遣について御質問いただきました。 これまでに災害派遣医療チームや消防広域応援部隊、被災建築物の応急危険度判定や被災者の健康管理のほか、1次避難所や災害ごみの仮置場の運営支援などの活動を行っております。 1月23日現在--昨日時点で378人の職員を派遣したところであります。 能登の復旧・復興には相当な時間を要すると考えております。引き続き、被災者や被災自治体に寄り添いながら、できる限りの応援派遣を続けてまいります。

 

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2024年01月31日 19:44

【金沢市議会緊急議会】予算質疑② 補正予算案の再入|金沢市議会議員・黒口啓一郎

補正予算案の歳入について

(黒口)
歳入についてお尋ねいたします。 補正予算案の財源については、財政調整基金からの繰入れが含まれています。 新型コロナウイルス対応以降の財政調整基金の経緯では、積み増しも行われている状況ではありますが、今回、5億円の繰入れを措置されるに当たって、今後の財政調整基金や財政運営への影響はどのように見ておられるでしょうか、所見をお伺いいたします。

■答弁:市長

今回の補正予算の財源でございます。 災害に関連した国・県の負担金や補助金、地方債のほか、昨年度の決算額並みで特別交付税を見込みました。 その結果、不足する5億円について、財政調整基金から取り崩すこととした次第であります。取崩し後の基金残高は53億円程度となります。 今のところ財政運営に大きな影響はないと考えておりますが、災害に係る経費の特別交付税の増額など、国に追加の財政措置を訴えていくなど、今後必要な財源を確保しながら災害の復旧と復興にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。

 

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2024年01月31日 19:44

【金沢市議会】一般質問⑥ AIの活用について|金沢市議会議員・黒口啓一郎

6:AIの活用について

生成系AIの活用について

(黒口)
生成系AIの活用についてお伺いします。 本市の業務に生成系AIを活用できるか。 9月定例月議会では、デジタル行政戦略課を中心に、会議録の要約や各種原稿の校正チェック、エクセル関数の生成などで試行的に利用し検証を進めているとのことでしたが、生成系AIの長所、短所の把握が進み、業務に生かせる使い方が見えてきたのでしょうか。 組織的な利用ルールと職員のリテラシー向上が課題に挙がり、これらを含め、市役所全体での利用の可能性を見極めていきたいとのことでしたが、導入する判断に至ったのでしょうか。 まだであれば、いつ導入の可否を判断されるのでしょうか、市長に所見をお伺いいたします。

■答弁:総務局長

生成AIの活用についてお尋ねがございました。 6月に生成AIの試行ガイドラインを作成いたしまして、個人情報等の取扱いにも配慮しながら、まずはデジタル行政戦略課を中心に試行を開始しており、さらに範囲を拡大して職員約150人を対象に、先日、利活用のための庁内研修会を開催したところであります。
これまでの状況によりますと、業務の効率化に当たり、一定程度の効果があるというふうに考えておりまして、年度内の試行利用結果を踏まえ、今後の庁内利用の在り方について検討してまいります。

 

AIチャットボットの活用について

(黒口)
AI活用に関して、チャットボットの活用についてもお伺いいたします。 本市の公式サイトには、市民生活の利便性向上を図るため、AI技術を活用したチャットボット、行政情報の自動案内システムが載せられてあります。 行政サービスの手続や制度に関する質問について、AIチャットボットが会話形式で回答するもので、パソコン、スマートフォンからいつでも利用ができます。 市民サービスとして公開されておりますが、使用していて、聞きたいことと答えがかみ合わない、もしくは答えが示されない状況を感じており、これが改良されないかと感じるところがあります。 AIのチャットボットですので、AIにこんな質問が来たらこの回答を答えてあげるという情報を学習させてこそ回答のクオリティーが上がってくるものと理解しておりますが、本市のAIチャットボットでは学習状況はどれくらいのものなのでしょうか。 利用しようとしますと、表示画面に、まだ皆さんの言葉を勉強中なので、うまく答えられないときはすみませんと書かれてあり、この勉強の終了時期、つまりはAIの回答が市民の質問に答えられるレベルに達する見通しがいつ頃になるのかお伺いいたします。

 

■答弁:総務局長

AIチャットボットの活用についてお尋ねがございました。 本市のAIチャットボットは、市民からの問合せが特に多いごみ出しや子育てなどの分野を対象として運用しています。 AIがあらかじめ想定している質問とその回答の中から適切な項目を選択して提供するシステムでございます。 このため、想定していない質問に対しましては、適切な回答に至らないケースが生じることもありますことから、質問内容を分析するとともに、改良を重ねることでレベルの向上を図り、利便性を高めていきたいというふうに考えております。

 

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2023年12月27日 21:16

【金沢市議会】一般質問④ 新たな都市像について|金沢市議会議員・黒口啓一郎

4:中小企業DX支援について

中小企業DXの支援における伴走型支援の導入について

(黒口)
中小企業のDX支援についてお伺いします。 独立行政法人中小企業基盤整備機構が2022年5月に発表した中小企業のDX推進に関する調査によりますと、DXについて、既に取り組んでいる、今後取組を検討していると答えた企業は合計で24.8%と、調査対象1,000社の4分の1程度しかDXを進めていないことが分かりました。 また、DXについて取り組む予定はないと回答した企業は41.1%、必要だと思うが取り組めていないが34.1%と、取り組むための障壁があるかのような結果も出ています。
私は先月、中小企業のDX推進に力を入れている山口県や北九州市の事業を視察してきました。 山口県のY-BASEの場合、DX推進にノウハウが豊富な企業のバックアップを受けて、ワンストップ型のDX推進事業を展開しておりました。 相談を受け、DXに向けて何が必要なのか課題を明確にし、導入するデジタルツールを使いこなせるようにサポートしていくようになっており、DXに悩む経営者や担当者に寄り添う支援となっています。
北九州市とも共通していたことは伴走型の支援を重視していることで、担当する専門家が相談内容をよく聞いて、本当に必要な支援策を提案したり、導入したツールが使いこなせるように導入後もサポートしていることです。
9月定例月議会において市長は、賃上げに資する本市の施策について、生産性向上につながる支援として中小企業のDX化にも取り組むと述べられていました。 本市の場合、中小企業のDX支援では、6月から始まった中小企業向けのDXに特化した相談窓口がありますが、これまで合計49件の相談が寄せられたと聞いています。 こうした相談が最終的にデジタルツールを業務に使いこなすところまで到達できたのか、DXと言える解決にまでつながっているのかという点では、現状どんな成果が得られているでしょうか。
また、伴走的な支援も用意されていると聞きましたが、こちらはまだ利用がないようです。 本市のDXに特化した支援において、石川県情報システム工業会との連携を強めて、対応できる専門家を増やし、派遣するといった伴走型のスタンスを重視した中小企業DX支援へと強化を図ることについて、市長の所見をお伺いいたします。

■答弁:経済局長

中小企業のDXの支援におきまして、DXと言える解決にまでつながった成果についてお答えいたします。 本年6月の中小企業DX相談窓口の開設以降、現在までに49件の相談がありまして、この相談を受けた後に、デジタル化導入の検討に向けて石川県情報システム工業会の会員企業に引き継いだ事例は3件となっております。

 

■答弁:市長

中小企業者のDX化につきましては、より多くの事業者に取り組んでいただけるよう、本年6月に、金沢未来のまち創造館に中小企業DX相談窓口を開設いたしました。 石川県情報システム工業会から派遣を受けたITコーディネーターの資格を有している専門家1名を配置し、初歩的なデジタル技術の活用を中心に相談に応じています。 また、DXを推進する際には、石川県情報システム工業会の会員企業による検討から導入までの一貫したサポートを行う体制を用意しております。
今後予定しているミニセミナーの開催、さらには異業種交流会館での出張相談を通じて、引き続き相談窓口を広くPRし、利用実績を高め、円滑で効果的なDXの導入を促してまいりたいと存じます。

 

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2023年12月27日 20:58

【金沢市議会】一般質問⑤ 子供の視力低下について|金沢市議会議員・黒口啓一郎

5:子供の視力低下について

子どもの視力低下を防ぐ取り組みについて

(黒口)
先日、子どもの視力低下が一層進んだという報道がありました。 昨年度の石川県学校保健統計では、裸眼の視力が1.0未満の幼稚園児の比率が38.3%と、5年前との比較で25%ほど大幅に増えており、小・中・高校生の比率も前年を上回って、統計を取り出してから最多とのことでした。
裸眼の視力1.0未満の小学生は39.0%なのに対して、1.0未満の中学生は69.4%、小学生から中学生にかけての間に視力が落ちる子の割合が増えている状況をどのように受け止め、分析されているでしょうか、お伺いいたします。

■答弁:教育次長

小学生から中学生にかけて視力が低下する子どもの割合が増えている状況の受け止めと分析についてお答えいたします。 視力低下の低年齢化に加え、学年が上がるにつれ視力が低下する子どもの割合が増えていることにつきましては、憂慮すべきことだと受け止めております。
その要因としては、外遊びの機会の減少やデジタル機器の使用時間の増加など生活様式の変化が考えられます。 特に、コロナ禍において、近くでスマートフォンやパソコンなどを利用する時間が増えたことが視力の低下につながったのではないかと捉えております。

 

今後の取り組みについて

(黒口)
背景には、スマートフォンや携帯ゲーム機器などデジタル機器の普及や外で遊ぶ時間が減っていることなどが一因とも言われています。 GIGAスクール構想により、学校でもデジタル機器に触れる時間が増えている中でもあり、子どもたちの視力低下を少しでも防ぐには、家庭でも学校でも子どもたちに意識づけをしていくことになるかと思います。 そこで、学校では現在どのような呼びかけや取組がなされているのでしょうか。 今後、この課題には従来の取組にさらに何らかの対策を加えられていくのでしょうか、教育長にお伺いいたします。

 

■答弁:教育次長

学校で現在行われている取組についてお答えいたします。 学校では、年度当初の視力検査におきまして視力が1.0未満であった児童・生徒に受診勧奨を行っております。
また、文部科学省作成の子どもの目の健康を守るための啓発資料や各学校で発行している保健だよりのほか、目と端末の画面との距離を30センチメートル以上離す、30分に1回は20秒以上画面から目を離して遠くを見るなどについて記載しております、金沢型GIGAスクール構想1人1台端末活用ハンドブックを活用いたしまして、視力低下を防ぐため、正しい姿勢で学習することやデジタル機器の使用時間などについて、児童・生徒及び保護者に指導・啓発を行っております。

 

■答弁:教育長

子どもの視力の低下を防ぐために現在行っている取組に加えて、さらに何らかの対策を行っていくのかという御質問についてお答えいたします。
今年度改訂を進めております金沢市健康教育推進プラン2024を踏まえて、子どもたちの心と体の健康の保持増進を図るために新たなリーフレットを作成する予定であります。 その中に視力低下を防ぐ内容を盛り込むこととしておりますので、このリーフレットを活用しながら、児童・生徒及び保護者に周知してまいりたいと考えております。

 

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2023年12月27日 20:58

【金沢市議会】一般質問③ 2024年問題について|金沢市議会議員・黒口啓一郎

3:2024年問題について

宅配ボックスの設置促進について

(黒口)
2024年問題は、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって懸念される問題を指しているわけですが、私は、この機を捉えて宅配ボックスの普及を図ることがその対策の一つになるのではないかと考えております。 戸別宅配で長年解消されない再配達の問題です。
国土交通省は、近年、多様化するライフスタイルとともに、電子商取引--ECが急速に拡大し、宅配便の取扱い個数が増加している一方、宅配便の再配達はCO2排出量の増加やドライバー不足を深刻化させるなど、重大な社会問題の一つとしています。
調べてみますと、県内に宅配便を展開する企業では、今年10月、金沢市内宛ての荷物が月間でおよそ47万8,000個、このうち届け先が不在だった荷物は約5万7,000個ありました。 割合にして11.9%だったそうです。 この割合を不在率と言うそうですが、石川県全体の不在率は9.4%、北信越では8.2%で、都市部の人口が多い地域を有する本市は2ポイント以上平均より高いと言えます。
消費者が商品を手にするまでの最後の配送区間、いわゆる「ラストワンマイル」にあると言われる問題で、宅配ボックスを置くという受け取る側の配慮が広がれば再配達の減少につながります。 再配達を減らしていくことは、労働時間の上限規制に呼応するだけでなく、再配達による自動車のCO2排出についてもその抑制につながっていきます。 こうした観点から、宅配ボックスの設置を広げることは有効な手だてと考えられますが、市長の所見をお伺いします。

■答弁:市長

いわゆる物流の2024年問題につきまして、ドライバーの再配達は、人材不足の深刻な流通業界において大きな問題であり、本市のみならず全国的な取組が必要であると認識しています。 宅配ボックスの設置は、再配達防止策としてドライバーの労働時間だけでなくCO2削減にもつながる有効な取組の一つであると考えております。

 

(黒口)
また、宅配ボックスについては、国土交通省が住宅を建てるときやリフォームをするときなど、条件によってはその費用の補助を出していますが、そうした機会がない場合には宅配ボックスを置くことに対しての補助がありません。 市として、一般世帯や単身世帯の多いマンション、アパートの所有者や管理者などに対して、宅配ボックスを購入、設置する場合に補助を出すことはできないでしょうか、併せてお伺いします。

■答弁:都市整備局長

宅配ボックスの購入、設置に対する補助についてのお尋ねがございました。 住宅の改修を伴わない宅配ボックスの設置につきましては、盗難防止対策や集合住宅における避難路の確保等課題が多いこと、また、国におきまして再配達防止についての緊急対策が検討されておりますことから、その動向を注視しながら、基礎自治体としてどのような対策ができるか研究していきたいと考えております。

 

バス運転手不足について

(黒口)
次に、2024年問題にも関係する公共交通におけるバスの運転手不足についてです。
2020年12月の金沢市路線バス運転手不足対策検討会の検討結果では、今後の退職者数に応じた採用者数が確保できなければ、運転手不足はさらに深刻化と記されましたが、3年後の今まさにそうなっています。
3週間前、私は、金沢で働く20代、30代の方々との意見交換会に参加し、今の暮らしに対して感じることをお聞きしました。 3つのグループに分かれて話し合い、その発表を聞いたのですが、どのグループからもバスが不便という声が上がっていました。 夜のダイヤが不便だという声も聞かれ、9月の減便・廃止の影響は大きいと実感した時でした。
村山市長は9月定例月議会の答弁で、現下の深刻な運転手不足の中にあっては、市民生活に欠かせない路線バスの減便や廃止にも影響を来す可能性がある重要な社会課題と述べられています。 バス運転手の年齢構成は40代、50代を中心に偏っている中、現状が変わらなければ運転手不足はますます進んでいき、この解消を図らないと負のスパイラルから抜け出せないのではないかと懸念します。
一方、運転手不足は全国各地のバス事業者共通の問題となっています。 各地でバス会社が採用PRや人材確保への対策を強化し、この秋、東京で開かれたバス運転手採用説明会には、全国から100社が参加したと伝えるニュースもありました。 このニュースでは、地方のバス会社に地元の自治体が連携して移住者を呼び込もうとする動きも紹介されていました。
これは、バス運転手の人材獲得は、可能性のある人材をめぐって全国のバス事業者が限られたパイを奪い合わざるを得ない状態まで来ているように映ります。 こうした状況から、本市としても運転手確保へもう一歩踏み出した動きを取ることを考える必要があるのではないでしょうか。 市長の所見をお伺いいたします。
また、運転手の確保は息の長い取組が予想されます。 運転手不足の問題を乗り越えるために、本市が何を目指して、どんな取組をしているのかを伝え、市民の理解を得る発信を強めていくことも必要かと思われますが、市長はこのことについてどう考えられておられるでしょうか、お伺いいたします。

■答弁:市長

バスの運転士不足は、バスの減便や廃止などによるサービスの低下や公共交通利用の減少といった負の連鎖につながる深刻な社会問題と捉えています。 バス運転士の確保に向けて、市としては、親子バス体験ツアーなどを通じて、また、10月のカーフリーデーでの運転士体験なども通じて魅力向上に取り組んでまいりました。
これにとどまらず、現下の厳しい状況を踏まえて、どういった施策が効果的であるかについて、交通事業者と共に研究を重ねていきたいと考えています。 あわせて、市民の理解を得ていくことも重要と考えております。 公共交通の重要性とともに、バス運転士などへの理解を促す取組についても検討してまいります。

 

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2023年12月27日 20:45

【金沢市議会】一般質問① 買い物応援商品券事業|金沢市議会議員・黒口啓一郎

1:補正予算案について

買い物応援商品券事業について

(黒口)
最初は、12月補正予算案に示されました買い物応援商品券事業についてお伺いします。 市民の買物負担の軽減、消費喚起のためと取り組む位置づけがなされているわけですが、今、賃上げが物価高に追いつかない状況が続く中で、この事業で地域経済を下支えしていくに当たっての本市の考え方をお聞きするものです。
賃上げ率が24年ぶり高水準の3.2%でも、最新の消費者物価指数では総合指数は2020年を100として107.1、賃上げより物価上昇が上回って、実質賃金が18か月連続マイナスとなっています。帝国データバンクの調べでは、2023年に3万2,395品目、2022年は2万5,768品目、この2年、5万8,000余りの品目が値上げとなりました。 この値上げによって月4,000円ほどの家計負担増となる試算に対し、支出額は月373円の増加額だったと公表されていました。
考えられることは、消費者の節約意識が強まり、食品値上げの中で買い控えが起こっていることです。 そこで、地元の商店街での消費を喚起することは、物価高への対応として必要と感じます。
今回は国の臨時交付金を活用しているとはいえ、本市の一般財源を加え4億7,000万円が予算案に計上されており、消費マインドが下がってきた中で、自主財源を捻出しての力のこもった事業ですが、これによる消費喚起にどんな効果を見ておられるでしょうか。 また、プレミアム付商品券事業を今後も続けていかれるのか、例えば、実質賃金がプラスに転じるまでなのか、継続を判断する考え方について市長の所見をお伺いします。

■答弁:市長

金沢の買い物応援商品券事業は、昨年度から二度にわたり実施し、商品券の発行累計額は約30億円であります。 物価高騰が続く中、多くの商店街において商品券の売れ行きは好調であったと聞いております。 市民の買物負担の軽減と消費喚起に一定の効果があったと捉えています。
今補正予算に計上した商品券の使用期限は来年8月末までとしておりますことから、現時点で再度の支援は予定しておりませんが、今後の経済・物価状況や国の動向を注視してまいります。

 

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2023年12月27日 19:44