金沢市の今後の課題を再認識【三馬公民館での市民意見交換会】
昨晩、金沢市の都市計画についての地元向け市民意見交換会があり、
今後、どんな課題が金沢市にあるのかを見渡す良いきっかけになりました。
説明があったのは、5年前に作られた「金沢市集約都市形成計画」というもの。
今回、見直しがされて、三馬地区の変更が入る箇所を説明しますということでした。
私は、金沢市の今後を考える上で、今一度詳しく聞いて、最新の状況を確認しようと参加。
金沢市の人口は、2040年には約41万7千人になると見立てられています。(金沢市人口ビジョンより)
今、45万9千人台なので、4万人余り少なくなることになります。ざっくり言えば、17年後に今より1割減に。
その見通しから、今より人口減少や高齢化が進んでも対応できるようにと立てられた都市計画。
説明の中では、街をコンパクトにして、公共交通の便利な中心市街地や、主要バス路線が通るエリアに人口が集まるようにしようという考え方がポイントに挙げられていました。
これに災害に強いまちづくりの考え方(特に水害)を加えたのが、今回の変更でした。
この計画では、人口が減って高齢化が進むことで、いろんな課題があると想定されています。
少しピックアップすると
・地域コミュニティ(=地域の人のつながり)が薄まる
・お年寄りが安心して暮らせる生活環境が低下
・公共交通が衰退
・災害に備えた防災・減災力の低下
・行政サービスの効率が低下
と様々挙げられています。
どれも、私たちの暮らしにとっては耳の痛い話です。
今後、人口減少していく金沢市で、多方面にわたる課題が出てくることを都市計画という切り口から再確認できました。
これ以外にも課題は、少子化対策、子育て支援の面でもそうですし、
お年寄りの暮らしを支えるには、福祉・医療・介護・地域コミュニティと課題は多岐にわたります。
防災・減災は、地域にマッチしたやり方を考え、地域で活動していくことも大事だと思います。
人口減少の時代に起こる地域の課題に、金沢市全体の課題に向き合い、取り組み、より良い金沢へ。