一般質問① 地域防災の課題【猛暑・厳寒をふまえた備え】|金沢市議会議員・黒口啓一郎
1:地域防災の課題
Q:猛暑・厳寒をふまえた備え
(黒口)
もう一点ですね、その7月に起きた熊本地震では、非常に厳しい暑さの中で、避難生活を余儀なくされた被災者の状況がよく報じられておりました。この厳しい暑さ、猛暑期の避難所の環境は、被災者にどんな厳しさがあるのか、本市としてはどのように認識を持っているか、具体的にお聞かせください。
■答弁:市長
被災者の中でも、特に高齢の方であったり、乳幼児、あるいは持病のある方などにとりましては、猛暑による体力の消耗が著しい。また、トイレを避けるために水分を控えること。それに加えまして、避難所の多くは体育館であります。気密性や遮熱性というものが低いところ。また、室温が急激に上昇しやすいという特性もありますので熱中症やエコノミークラス症候群なども健康リスクが高まると考えています。
これまでのトイレ環境の整備に加えまして、近年の厳しい暑さの中での避難所生活や避難所の健康管理を行っていく上で、避難所となります小中学校の体育館への空調整備の導入が急務と捉えています。
関係する予算について、今議会でお話しさせていただきました。予算お認めいただきましたならば、明年度からの3年間で全ての市内小中学校の体育館等に整備するなど、スピード感を持って取り組んでまいりたいと思っています。
(黒口)
はい。今の市長の答弁にありました。全小中学校の体育館に空調整備する事業につきましては、来年度から三年をかけてということで提案があり、これはですね、私も重要な事業で本当にできるだけ早く進んでほしいと思う一人であります。
ただですね、見る角度を変えますと学校の施設によってはですね、3年後まで待たなければならないところもあるという考え方ができます。8月27日もそうですけれども、石川県内では震災、水害等、毎年のように災害が起こり、本市でも避難指示が出されております。高まる災害リスクに備えて、これは対策も待ったなしということだと思います。
そこで例えば、学校によっては日々の部活動で役立てているスポットクーラーがあると私聞いております。これは避難所の開設時にも、地域と学校の連携によって役立てられることが想像できます。
日々活用されて非常時でも役立つ、市長は「フェーズフリー」について触れられておりますけれども、この「フェーズフリー」の考え方で、空調の備えについては、喫緊の課題として、この空白期間の対応をすべく、同時並行できないでしょうか。市長の所見をお伺いします。
■答弁:市長
小中学校屋内運動場等空調整備、空調設備につきましては。令和9年度から令和11年度の3年間を整備期間として、原則、体力が劣る児童が使用し、拠点避難所でもある小学校のうち、児童数が多い学校から優先的に整備することとしております。ご指摘のとおり、石川県内、毎年のように豪雨災害がありました。今年でもう5年連続というように捉えております。
そうした中で、スピード感を持って進めていくということは非常に重要だと捉えています。先月公表いたしました実施方針におきましても、施工期間の短縮について、これも選定事業者の提案によることを付記しておりまして、このことも含めてスピード感を持って鋭意事業を進めていきたいと考えております。この空調設備が整備されるまでの間につきましては、先月の大雨に伴い避難所が開設された時と同様に、空調設備が既に整備されております教室などを開放し、誘導したいと考えておりまして、スポットクーラーの増設につきましては、現時点では予定をしておりません。
(黒口)
なるべく早期の整備に努められるという話でありますけれども、今の市長の答弁ですと教室の活用というところで、そんなに人数が多くない避難者の場合は、それで乗り越えていけるかと思います。しかし、本当に多数のですね、避難者がどっと集まってくるような災害が起きたときに、これが猛暑期であったら、ここをどう乗り越えていけるか。これについてはどうお考えでしょうか。
■答弁:市長
先ほど申し上げたとおり、優先順位というところも出てくるかというふうに思っております。高齢者、乳幼児、あるいは持病をお持ちの方、そうした体力的に非常に厳しい方がいらっしゃる、その方々はまず優先していかなければならないというふうに思いますし、避難をする際にも普通教室がある階がそれぞれありますので、そうしたところも配慮が必要かというふうに思います。
この避難所を運営する方々の中で、そうしたことにも配慮をいただきながら、避難をしていただければというふうに思っております。
(黒口)
いろんな状況が想定されると思います。そういったところにですね、本当に運用の工夫というところになってくるかと思うんですが、対策について、また引き続きいろいろと検討いただきたいと思います。



