金沢市議会議員 黒口 啓一郎

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2025年6月議会一般質問①【シティプロモーション】

1:シティプロモーション

Q:2024年家計調査の結果と分析

(黒口)
一つ目の質問は、シティプロモーションの視点からお聞きします。今年2月、総務省から2024年の家計調査が発表されました。注目されたのは、外食で寿司を食べる支出額のランキング結果です。
金沢市は2019年から1位、2位、2位、1位、1位ときていましたが、昨年は支出が減って4位。 逆に支出額が伸びた富山市が一気に1位に上がりました。
当時の新聞記事の見出しを引用しますと、『金沢「寿司」連覇ならず 24年家計調査 首位富山に明け渡す』と伝えられました。地元のテレビのニュースでも取り上げられ、今でもネットでこれが見られるわけなんですが、そのニュースの一つには、本市の担当課のコメントが載っております。引用しますと、寿司の支出額が減った理由ははっきり分からないが、外食の支出額全体は前の年から減っていて、背景などを分析したいということでした。
そこで、その分析結果をまずお聞きいたします。

 

■答弁:経済局長

2024年における1世帯あたりの外食に係る支出額のうち、寿司の支出額は年間で富山市が23,185円で、前年に比べ4,127円の増に対し、金沢市が20,248円で、前年に比べ4,468円の減でありました。理由として、2024年は全国的に外食に係る支出額が増加する中、本市は年間で2万円以上減少していることから、能登半島地震におけるよる影響があったのではないかと捉えております。加えて、施設に通う市民もおりますことから、地震による休業で行くことができなかったことも要因の一つとして考えられます。 以上です。

 

Q:こうした地震の影響が考えられるのではないかということでしたけれども、この結果については、市長はどのように受け止められているでしょうか。

 

■答弁:市長

今、局長が答弁したとおりだと思っています。 能登半島地震が発生してから、特に1月、2月、3月、とても外食をするような空気ではなかったと、気分ではなかったということが大きく影響したんだというふうに思っております。その頃から3月の補正予算の中で、プレミアム商品券、事業、また率を拡大しておはかりをし、お認めいただいたということだというふうに思っています。
一方で、富山市について4,000円以上増加したということ、これは少し脅威かなというように思っておりますが、いずれにしても2025年の家計調査を注視したいと考えております。

 

食文化の魅力を発信していくシティプロモーションの戦略

Q:地震のそういった影響、そして富山の動きが脅威であるということが話がありましたけども、寿司の消費がですね、また再び上がっていくための気運をつくっていくことも一つ重要かと思います。富山の動きの話もありましたが、私はこの富山と金沢で今、シティプロモーションに差が出ているのではないかと感じています。このシティプロモーションで特に寿司の視点で、そこに特化したPRは金沢市こそPRに力を入れるべきではないかと考えます。
その理由は令和6年の金沢市観光調査結果報告書のデータの中にヒントがあると思います。アンケート回答で金沢に期待していたこと、満足したことともに1位が「食べること」でした。年代別で見ても、いずれの年代でも80%を超えています。この報告書で、外国人対象の結果では、金沢に期待していたこと、したことに対する満足度、ともに1位は「日本食を食べること」でした。
こういった調査もあります。大手広告代理店のシンクタンクが長期にわたって続けている調査では、日本人の好きな料理は30年あまりにわたって1位が「寿司」となっています。一方で、日本を訪問した外国人を対象にした調査では、滞在時に食べた日本料理は「寿司」が他を引き離して1位。最も美味しかった料理というのも「寿司」が1位になっています。
つまり、日本人も外国人も、金沢を訪れる時の関心事というのは「食べること」が特にあり、中でも「寿司」が好きな人の割合が高いということが、こういったデータから読み取れるかと思います。
となると、今年の秋にもイベントが準備されておりますけれども、金沢の食文化を強く発信していくにあたって、寿司の切り口での発信というのもかなり有力であり、現状よりも取り組みを強化すべきと考えますが、市長の所見をお伺いします。

 

■答弁:市長

金沢の寿司については、その確かな技術から生み出される。おいしさ、美しさなどがの魅力、その魅力が美食家をはじめとして多くの方に高い評価を受けていると認識をしております。本市では観光サイトにおいて寿司に関する特集を組んでその魅力を国の内外に発信しておりますとか、有力なメディアとの連携企画などの企画を扱っておりまして、寿司を含む。本市の食文化に焦点を当てたPRを行っております。
特集記事が掲載されるなどの成果も上げてきているというふうに思っております。本市が主要なターゲットとしている欧・米・豪の旅行者に対しては、民間事業者が行っている寿司づくり体験というのも好評でありまして、本市の重要な観光コンテンツである金沢の食文化の一つとして、引き続き国の内外に発信していきたいと考えています。

 

(黒口)
その金沢の豊かな食文化の発信というところで、奥深さとか歴史とか金沢の個性に触れる入り口としては、ターゲット層の関心が高い、具体的な切り口から切り出すというところで、そういった観点でのPRの強化、検討をお願いしたいと思います。

 

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2025年07月02日 16:37

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