金沢市議会議員 黒口 啓一郎

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2025年3月議会一般質問④【自治体DXの進化②】

4:自治体DX

Q:新たなEBPMの取り組み

(黒口)
本社におけるEBPMの進化についてお聞きします。
データの活用による統計や業務データなどの客観的な証拠に基づいて、政策や施策の企画及び立案が行われることが「EBPM」と呼ばれていますが、当初予算案においては、交通・観光・子どもの体力向上の分野でデータ分析を施策に生かすレベルが引き上げられたと感じる事業がありました。
このうち、交通データ活用では、データ分析ツールを本格運用し、移動情報などさまざまなデータを可視化して、公共交通の利用促進策を検討すると打ち出していますが、具体的には何のデータを用いて、そして何の分析をされるのでしょうか。その分析をもとに検討したい公共交通の利用促進策についてもお聞かせください。
一方、観光データ活用事業では、宿泊データ等の分析範囲を広げ、精度を上げていく考えが示されています。データ活用の質を高めることによって提供する情報は、観光事業者にどのようなメリットをもたらすのか、また本市の観光支度に波及させたい効果についてお尋ねします。

 

■答弁:市長

交通データ活用事業におきましては、路線バスや「まちのり(公共レンタサイクル)」の利用データのほか、携帯電話の人流データなどを用いまして、移動手段ごとの人の動きや公共交通の利用実態等を分析し、可視化するものであります。
明年度におきましては、そうした分析手法の本格運用を開始したいと考えております。今後の金沢版モビリティハブの候補地や、まちのりポートの選定など、公共交通利用促進策のさらなる展開に活用したいと存じます。
また、昨年10月から稼働しました市観光データ分析システムでは、賛同いただいた宿泊施設が提供する宿泊データを蓄積いたしまして。客室稼働率や平均客室単価などの推移を、兼六園の入園者数等の観光データと対比しながら分析をし、その要因や今後の見込みを参加宿泊施設にフィードバックすることで、各宿泊事業者のマーケティングに役立てていただいております。 今年度は参加宿泊施設を拡大するとともに、本市が保有する人流データなど対比できる観光データを増やすことで、より精度の高い分析を行うほか、全体的な傾向を公表することによりまして、観光事業者のマーケティング戦略立案の一助としたいと考えています。 また、次期持続可能な観光振興推進計画の策定を含めて、本市施策の立案・実施に本データを分析活用していきたいと存じます。

 

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2025年03月27日 17:43

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