金沢市議会議員 黒口 啓一郎

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2025年3月議会一般質問④【自治体DXの進化①】

3:自治体DX

Q:デジタル田園都市国家構想交付金への申請結果、事業の成果、デジタル市民パスポートの開発と既存アプリとの関係性

(黒口)
次の質問は本市のDXデジタルの施策の進展についてです。国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用し、積極的に取り組まれてきたことを承知していますが、申請した事業の採択結果と今年度の成果は有形無形問わずどのような進展があったのでしょうか。 その反面、見えてきた課題とその改善へ。新年度に力点を置く取り組みをお伺いします。
その中で私が気になっているのはアプリ開発です。市民サービスの向上へ昨年3月から提供を開始した金沢市デジタルカードアプリ「カナカ」ですが、市民の利用状況が伸び悩んでいるように聞いておりましたが、この一年でどうなったでしょうか。
提供開始までの開発などに330万円かかり新年度の当初予算案では運用費に396万円が計上されています。提供開始1年後、この当初予算案に似通ったサービスの「デジタル市民パスポート」事業が盛り込まれ、地元紙の報道では「カナカ」の機能はこのデジタル市民パスポートと一体にしていく方針が報じられていました。
報道の通りであれば、アプリの周知利用が広がる前に一年で別のサービスと機能集約が図られていくというのは、企画開発からサービスの周知、利用拡大を図ってきた中で、何がネックとなってこの判断に至ったのかと懸念を感じます。 アプリ開発も運用も費用もかかっておるものがありますので、なぜこうなったのか説明をお願いいたします。

 

■答弁:総務局長

自治体DXに関しまして、まず最初にデジタル田園都市国家構想交付金の採択結果、そして今年度の成果、また見えてきた課題と新年度にできておく取り組みについてご質問がありました。
今年度の交付金のうち、デジタル技術の活用による地域の課題解決や魅力向上への取り組みを支援するデジタル実装タイプにつきましては、5件の申請を行い、すべての取り組みについて採択をいただいております。具体的には、GPSの活用により、除雪の進捗状況で見える化にともを行い。除雪体制の高度化と効率化を目的とする除雪管理システムの導入や、マイナンバーカードを読み取り申請書に自動反映するスマート窓口システムの改修など、合計1億円余の事業規模で活用しております。 今年度のこの実績を踏まえまして、このスマート窓口システムを全市民センターに展開するなど、明年度に向けて5件の取り組みを申請中でありますが。DXを進めるための財源の確保が課題と捉えておりまして、今後もこういった国の支援を有効に活用しながら、デジタル実装による市民。サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。
続きまして、デジタルカードアプリ「カナカ」の利用状況のこの一年の状況、そして市民パスポート事業とカナカの軌道の一体化につきまして、ご質問がありました。 2月末現在のカナカの利用状況は、申請件数で94件でありますが。この3月から、6種類の文化施設の会員証を新たに追加いたしますとともに、広報用リーフレットを作成するなど。周知にも力を入れていくこととしております。
デジタル市民パスポートにつきましては、能登半島地震での経験を踏まえ、避難所での入所手続きを迅速に行うことを第一の目的に導入を決めたものでありますが、本人を特定するための認証基盤を共有することで、共通アプリによる利便性の向上に加えまして、運用費も抑制することができますことから、カナカと一体化することとしたものでございます。

 

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2025年03月27日 17:30

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