【金沢市議会】一般質問② 未来共創計画の見直し|金沢市議会議員・黒口啓一郎
1:未来共創計画|今回の見直しについて
分析検証結果、課題認識について
(黒口)
次に、未来共創計画についてお尋ねします。 肉づけの予算案を示すに当たりまして、未来共創計画では前進期の評価がなされました。 市長は、市民意識の指標がKPI・重要行政評価指標の基準値に届いたものがおよそ2割にとどまったことを課題の一つに挙げられましたが、なぜそういう結果だったのか、市の分析を伺います。 また、対策として戦略的な広報などを挙げていらっしゃいますけれども、この戦略というのはこれまでとどう違うのかお考えを伺います。
■答弁:市長
未来共創計画の評価におきまして、施策指標については約7割が上昇しております。 これに対して、市民意識指標の上昇が約2割ということで、前進期の2年間の中では、取組の効果が市民の意識や行動に十分浸透しなかったと捉えております。 この評価を踏まえて、充実期では施策を充実していくということはもちろんでありますけれども、必要な情報を必要とする市民へ確実に届けていくということ、これが大事だと思っております。 また、施策の実施効果が市民の意識や行動に十分浸透されるような情報発信にも取り組んでいきたいと思っております。 具体的に申し上げますと、少子化対策が急務となっている中で、子どもを産み育てやすい環境が整っていると感じるという市民意識指標が低下しております。 こうしたことから、子育て広報アンバサダーと連携した子育て支援情報の発信強化策などを今回の補正予算に盛り込んでおります。 引き続き、庁内の戦略的情報発信プロジェクトチームにおきまして若手職員の意見も取り入れながら、より効果的かつ積極的な情報発信の在り方、手法等について検討していきたいと存じます。
(黒口)
こうした戦略的な広報というところで、デジタルの活用、SNSの活用というのは欠かせないところもあろうかと思います。 若手職員の方々のアイデアというところも積極的に取り入れながら、様々なトライを重ねていただきたいと思います。 今回の見直された内容を見てまいりますと、私はKGIの設定とKPIの見直しの必要性を感じております。 このKGIというのは重要目標達成指標と言われ、最終的に達成すべきゴールを数値化した目標です。 例えば防災士の育成では、昨年度で1,800人を超えて、KPIの最終目標は超えているのですけれども、本来目指すのは1町会1人以上の防災士でありまして、KPIを1,800人と設定した際の根拠となっております。 私はこれが事実上のKGIと見ています。 ですけれども、昨年12月の議会で質問した際には、512町会ではまだ防災士がいないということでした。 つまりKPIをクリアしても本来達成したい目標には到達していないということが言えるわけです。 他方、KPIの見直しをと感じた例としては、外国人観光客の宿泊者数です。 直近の金沢市観光調査結果報告書によりますと、2025年の宿泊客数はおよそ116万人と前年から32万人増えて、2033年度の未来共創計画の最終目標を大きくクリアしております。 一方、金沢市持続可能な観光振興推進計画2026では、2030年に136万人に引き上げる目標が立っておりました。 インバウンドの効果を見るときとかそういったときに重視されるデータの一つでありまして、個別計画は見直されているけれども、上位計画の未来共創計画の目標がそのままという状況でした。 私は、未来共創計画が、より市民の未来に資するものになっていくには、目指すべき目標達成が明確なKGIの設定と、本市の成長発展を見据えて適時適切にこのKPIを見直すことが欠かせないと考えますけれども、市長のお考えはいかがでしょうか。
■答弁:市長
未来共創計画では、計画の実行性を高めるためにKPIを設定しておりまして、各施策の達成状況を可視化することで、より効果的な施策を推進することとしております。 まだ未来共創計画が始まって2年間というところでありますので、その中でも、今回の評価の中では幾つかの指標で既に目標を上回っているものが出てきました。 一方で、多くの施策が進行途上であります。 また、計画全体の達成状況を確認していくという観点からも、KPIについては、令和10年度の中間目標値の達成状況を見て見直していきたいというように思っております。 社会経済情勢や市民ニーズの変化も踏まえながら、関連計画との整合性を図って、御提案いただきましたKGI・重要目標達成指標についての考え方も含めて、目指すべき目標について設定していきたいと考えています。
(黒口)
KPIの達成が市民のためになっているかどうかの、ここの検証が特に重要かと思います。そのためにKGIが必要になってくることについては、ぜひ前向きに設定をお願いしたいと思います。



