金沢市議会議員 黒口 啓一郎

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【金沢市議会】一般質問① 地域防災計画 第2次改定|金沢市議会議員・黒口啓一郎

1:6月補正予算案|地域防災計画 第2次改定

 

調査結果の留意点について

(黒口)
次は、地域防災計画の第2次改定について、防災・減災の取組を数点お伺いいたします。 まず、地域防災計画の改定内容なのですけれども、アセスメントの前提が気になっております。 被害の予測は、令和6年能登半島地震の建物被害等のデータがそろわない中で、それ以前の過去の事例に基づき予測しており、能登半島地震での住家・非住家の割合や災害関連死の状況を反映していないと記されています。 さらに、住民基本台帳も能登半島地震前のデータを使っており、今後の人口や建物の復旧状況を踏まえ、改めて調査を行うとなっていました。 今回の地域防災計画の改定は、能登半島地震の教訓を踏まえた見直しを掲げたはずなのですけれども、その大前提となる被害想定の数値自体に能登半島地震の具体的な被害実態がまだ反映されていないということになります。 この点は、県にはどのように確認されたのでしょうか。 また、次の見直しがいつどうなるのかというところが確認したいところです。 当面このままということになりますと、対策の規模や備蓄量が過小評価されていないかとか、ちゃんと適正なのかという懸念があります。 速やかに、次の改定スケジュールを待つのか、またそれまでの暫定的な施策であるものはそうであると示されるべきか、そういった対応が必要かと思うのですが、市長の所見を伺います。

 

■答弁:市長

議員おっしゃられたとおり、昨年5月に見直された県の地震被害想定の中では、令和6年能登半島地震の被害等のデータがそろわない中、それ以前に発生した大規模地震の被災事例等を用いて被害を予測しております。 今後、人口・建物の復旧状況を踏まえて改めて調査を行うとの留意点が示されております。 かといって、それを基にしないで何も地域防災計画を見直さないというわけにはいきません。 今回はこうした県の被害想定、こうした前提の中で見直しがあったわけですけれども、今回の本市の地域防災計画の第2次改定におきましては、想定外の被害が起きることも念頭に見直しを図ったところであります。 県の地震被害想定の見直しが行われた際には、必要に応じて本市の計画も見直すこととしております。

 

帰宅困難者対策の確立

(黒口)
次に、帰宅困難者対策についてお伺いします。 昨年度、金沢駅周辺での対応や備えが進み、金沢市帰宅困難者対策マニュアルが策定されましたが、県による帰宅困難者の想定は最大で12万人以上というふうになっておりますので、まだまだ課題は多いものと受け止めております。 金沢駅周辺の次はどこで何に取り組まれていくのか。 既に次なる対策の検討が進んでおられるようでしたら、今後の見通しとともに尋ねます。

 

■答弁:市長

本市の帰宅困難者対応マニュアルでは、金沢駅以外の主な観光地での対応につきましては、金沢駅までの距離が徒歩圏内であるということもありまして、まずは駅に誘導するということにしております。 今後、東山地区や兼六園周辺に駅までの誘導案内カードを観光案内所などに配備してまいります。 金沢駅周辺では、金沢駅東もてなしドーム地下広場に必要な公的備蓄の配備を進めますとともに、今議会におきまして、帰宅困難者の一時滞在場所となる民間宿泊施設等に必要な防災備蓄品の購入を支援するための予算をお諮りしております。 なお、金沢駅周辺以外の一時滞在場所の確保については、今後、関係者と協議の上、検討してまいりたいと存じます。

 

防災士の育成について

(黒口)
今の市長の答弁いただいたところを受け取りますと、金沢に訪れた方々、特に旅行者のことをイメージしたところですけれども、金沢駅のほうに案内していくということでありました。 その辺の対策ということになってくると、ますます金沢駅周辺というのが災害時の重要拠点の一つということになってくるというところが思い浮かぶわけなのですけれども、そうなってきますと災害時の対応に人の対策というところも必要になってこようかと思います。 そういった点で、次の質問に移りたいのですが、防災士の育成についてです。 本市では昨年度から企業防災士の育成というところも進めていらっしゃいます。昨年度は企業防災士、この補正予算案ではさらに金沢市職員の防災士取得を進める予算も上がっております。 かなざわコミュニティ防災士とは立ち位置が違う防災士の育成が強化されているというところになっておりますけれども、まずは、中でもこの企業防災士について、先ほどの帰宅困難者対策の話もそうなのですけれども、届出避難所なども含めて新たな施策も相まって、その役割の重要度が増しているようにお見受けしますけれども、現在の状況、そして活動の把握について伺います。

 

■答弁:危機管理監

市内企業の企業防災士につきましては、昨年度27名が登録されております。 今年度も引き続き登録を促してまいりたいと考えております。 本年3月には、企業防災士を対象とした研修会を初めて開催いたしまして、従業員のための一時滞在場所の確保など、企業における帰宅困難者対策をテーマに講義を行ったほか、社内備蓄の充実やBCPの策定並びに見直しの状況報告などを要請したところでございます。 引き続き、企業防災力の強化と災害時における円滑な連携を目指してまいります。

 

(黒口)
初年度の状況というのは分かりましたけれども、先ほどの帰宅困難者対策の関連でちょっと確認したいところもあるのですが、今ほどの市長の御答弁ですと金沢駅周辺の対策というものが今後さらに強化していく必要があるというふうにお見受けします。 そして、そのための資機材、必要なものには補助金を出すということで予算案が計上されました。 これをしっかりと対策、備えに生かすというところでは、金沢駅周辺の民間事業者の方々の中で企業防災士の取得というものが進んでいくことも必要かと思うのですが、この点については、今現状どうであるか、また、そしてその先の見通しというのはどのように持っていらっしゃるか、関連して伺います。

 

■答弁:危機管理監

議員御指摘のとおり、金沢駅の周辺の強化というのは大変重要だと考えております。 今年度に入りまして関係者との検討会を既に開いておりまして、人材の確保、物資の提供の在り方等について、引き続き検討していくことを確認したところでございます。 特に、新たな一時滞在場所の確保、これ非常に重要と言われておりますので、近隣の方のお力添えが得られるよう、引き続き地元に働きかけていくことといたしております。

 

車中泊避難と災害時ペット避難

(黒口)
続きまして、車中泊避難のことについてお伺いいたします。 今回、車中泊避難ガイドというものが新たに作成されました。 災害が起きたときの車中泊を選ばざるを得なかった方々に避難者として心得てほしいことをしっかりまとめてあるという内容に受け止めておりますけれども、このガイドの中には、最後のページに城北市民運動公園や南総合運動公園での車中泊避難が可能と示していることから、ここに車中泊避難の車両が集中する可能性は否めないと思います。 また、やむを得ず急遽の車中泊避難となって備えを持ってくることができなかったケースなども考慮すると、避難者の命を守る観点では、ここはどのように対応されていくのでしょうか。 市としてのこの在り方を伺います。

 

■答弁:危機管理監

車中泊避難での食料につきましては、他の避難所と同様、発災後1日目については原則自助をお願いすることといたしております。 今回策定いたしました車中泊避難ガイドにおきましても、健康と命を守る観点から、必要な備品の準備をお願いしているところでございます。 今回新たに車中泊避難場所を指定したことについてでございますが、避難者の数や状況等を把握することが容易となることから、食料の配布やトイレの配備などの支援が行き届きやすくなると考えております。 また、保健師等の巡回相談、安否確認など様々な支援につなげることが可能となると考えております。

 

(黒口)
もう1点、災害時のペット避難ガイドラインもつくられております。 こちらは、その内容に避難所が開設されたときの現実を踏まえているのか、ちょっと疑問点がありましてお尋ねします。 1点に絞りますと、ペット同行避難が原則となっている指定避難所でペットの一時飼育スペースを設ける考えというのは分かるのですけれども、その条件を満たす場所の確保が困難ではないかと思います。 市の指定避難所全てでこの条件を満たせる場所があると確認済みなのでしょうか。 また、一時飼育場所のイメージ図についてですけれども、テントなどで日陰をつくってケージを置くように描かれておりますけれども、真夏や真冬に飼い主さんがそれを受け入れるとはちょっと考えにくいです。 ガイドラインに示される同行避難の在り方は、私はこれ具体性に欠けていて、避難所での受け入れる側と、そしてペットと一緒に避難してきた被災者も共に苦労してしまってトラブルが起きかねないと懸念するのですが、本市はこれについてはこれでよいとお考えなのでしょうか。

 

■答弁:危機管理監

能登半島地震におきましても避難所におけるペット同行避難のルールが明確でなかったことから、ペットの受入れに関して少なからずトラブルが生じていたと感じております。 今回のガイドラインの策定が、地域において人とペットの災害対策を検討する、まずはきっかけづくりになっていただきたいと考えております。 ペット受入れのルール化がなされていくことで、トラブル等の懸念につきましては最小化できるのではないかと考えております。 飼い主はもとより受入れを担っていただく自主防災組織に対しましても、地域の実情に応じたペットを伴う避難についてのルール化の重要性、このことを含めガイドラインの内容を周知していくことといたしております。

 

(黒口)
私、地元の防災士の方々と早速この2つのガイドを紹介して話をしてみたのですが、やっぱり様々な意見が出てきました。また今後もこの観点、必要なところを議論させていただきたいと思います。

 

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2026年07月01日 16:41

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