2024年6月議会一般質問①【補正予算案・能登半島地震②】
②災害関連歴史的建造物復旧助成費
復旧により耐震強度はどうなるか
(黒口)
災害関連歴史的建造物復旧助成費についてお尋ねいたします。元日は市内は震度5強でした。国や所有者との協議に苦労されたとのことですけれども、原状の復帰ということですと、今後同じ震度5強程度の揺れが起きると同じような被災となる可能性はないでしょうか。
この復旧によって、耐震強度がどうなるのでしょうか。お尋ねいたします。
■答弁:文化スポーツ局長
災害関連歴史的建造物復旧助成費は、今回の地震によって被害を受けた歴史的建造物に対し、あくまで地震発生前の原状に復旧することを目的としており、従前より耐震強度を高めることを目的とするものではございません。
(黒口)
これをお尋ねしたのは、今回の震災で、能登で唯一の国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている輪島市門前町の黒島地区の被害状況について、報道にもあるとおり非常に大きなダメージを受けています。
歴史文化の資産としても、観光資源としても、災害による大きなダメージはやはりできるだけ避けたいという思いは共通だと思うのですけれども、今後やはり森本・富樫断層帯のような地震にも備えることを考えると、本市においても、できるだけそうした価値ある建物というところにおいては、耐震補強ができるかどうかというところはポイントになるかと考えます。
そういった金沢のまちの価値に資している歴史的建造物の保全を見据えて、災害時の被災ダメージをできる限り抑えていくためには、復旧助成から一歩踏み込んで、耐震補強まで後押しすべきではないでしょうか。市長の所見をお伺いします。
■答弁:市長
先般、私も重要伝統的建造物群保存地区の黒島地区に行ってまいりました。
その際に、耐震補強をした家とそうでない家が隣り合わせでありましたが、耐震補強した家については、比較的というか、ほぼ外見上は被害がないように見えるぐらいのしっかりした構造でありました。
そんな中で、事前の耐震補強の重要性について改めて認識したところでもあります。
全国伝統的建造物群保存地区協議会の会長として、また、会員の各首長とともに、国に対して、そうしたことを踏まえて、災害からの復旧に向けた迅速かつ手厚い支援、そして、耐震対策の充実を図るように要望したところでもあります。
本市においては、災害復旧のみならず、市独自に耐震補強等に係る支援制度を設けております。
こちら、歴史的建造物の防災構造を補強することの重要性と支援制度について、所有者等に丁寧に説明して、その活用を促していくことで、耐震補強を後押ししていきたいと考えております。
(黒口)
ぜひそういった国・県との協議の下、改善に向けた検討が進むことを期待しております。



